2022年 参加予定イベント

2月 池袋イベント
4月 大阪(詳細未定)

スピカピカが生まれるまでのおはなし

spica-pika(スピカピカ)が生まれるまでのお話。

 

初めて刺繍をしたい!と思ったのは、
小学校1年生の時でした。

3つちがいの弟の入園のための絵本カバンを
母が刺繍しているのを、ずっと横でながめていて、
「私もやってみたい!」
と言いました。

かわいい刺繍の本の中にある、
フルーツの図案をえらび、
りんご、みかん、もも、、、とチクチク。

さくらんぼがサテンステッチで、
1つめの実はうまくできなくて細長くなってしまって……。
でも、2つめは上手にまんまるにできて、
とっても嬉しかったことを覚えています。

 

その後、わたしは絵を描くことが大好きだったので、
針と糸よりは、ペンや絵具と仲良しだったのですが、

 

それからもう一度、針と糸を手に取ったのは
大人になって娘を産んでからでした。

とってもとっても可愛い宝物の女の子。

世界で一つの特別なお洋服を作ってあげたくて、
ミシンで縫ったワンピースの胸元に小さな刺繍をしました。

そうしたら、初めて刺繍をしたあの日の「楽しい!」って気持ちが
またわたしの胸に湧き出てきたのです。

 

刺繍って楽しい!もっとしたい!!

さぁ、今度はなにを刺繍しよう?

自分の心の中をのぞいたら、
ふたりのうさぎが森の木陰から
こっちをのぞいているのに気がつきました。

お友だちになる?と聞くと
「うん!」っと駆け寄ってきてくれました。

そのふたりのうさぎの女の子がスピとピカ。

ふたりとお友だちになった時に
spica-pikaは誕生しました。

 

それからわたしは、
わたしの心の中にある
おとぎの森の動物さんたちを
刺繍しています。

動物さんたちが、なかよくしたそうにこっちをのぞいているから。

おとぎの森の動物さんたちが、
なかよくしてくれる人と出会えますように……。

そんな想いを込めて。